薄毛というと髪の毛が抜けて本数が減ることばかりに注目しがちですが実は本数が減る前段階として髪の毛一本一本が細く弱々しくなるという質の変化が起きていることが多くこれが見た目のボリュームダウンや地肌の透け感に直結する重要な判断基準となります。専門的には軟毛化と呼ばれるこの現象はAGA(男性型脱毛症)の典型的な特徴であり男性ホルモンの影響によってヘアサイクルの成長期が短くなることで髪の毛が十分に太く長く育つための時間を奪われまだ未熟な産毛のような状態で成長が止まってしまうことによって引き起こされます。以前は硬くて太かった髪質が最近になって急に柔らかく猫っ毛のようになってきたり手櫛を通した時の感触が頼りなくスカスカに感じるようになったりした場合はたとえ抜け毛の本数自体がそれほど増えていなくても薄毛が進行している危険性が極めて高いと言わざるをえません。また髪のコシがなくなることでヘアセットが以前のように決まらなくなるのも分かりやすい基準の一つでありワックスをつけてもすぐにペタッと潰れてしまったり分け目が目立つようになったりつむじ周辺のボリュームが出にくくなったりすることは髪の毛が重力に逆らって立ち上がるだけの強度を失っている証拠です。この髪質の変化を確認するためには後頭部や側頭部といった薄毛の影響を受けにくい部分の髪の毛と頭頂部や前頭部といった薄毛になりやすい部分の髪の毛を触り比べてみるのが有効な方法でありもし部位によって明らかに太さや硬さに差があるようであればそれは全体的な加齢による変化ではなく局所的な薄毛の進行が始まっていることを示唆しています。美容室で髪を切ってもらう際に美容師さんから髪が細くなったと指摘されることも客観的な判断材料として非常に重要でありプロの目は微細な変化も見逃さないため恥ずかしがらずに相談してみることも大切です。髪の太さが10パーセント減少すると見た目のボリュームは数割減るとも言われており本数は変わらなくても細くなるだけで薄毛の印象を与えてしまうため抜け毛の数だけでなく髪の太さやコシといった質感の変化にこそ敏感になり早期に対策を始めることが薄毛の進行を食い止めるための鍵となるのです。
髪の太さとコシの変化こそが薄毛進行のサイン