あれはお風呂上がりに排水溝に溜まった髪の毛を捨てようとしたときのことでしたがいつもより短い毛がたくさん混じっていることに気づきふと胸騒ぎを覚えたのがすべての始まりでした。当時は仕事が忙しくストレスも溜まりがちで食事もコンビニ弁当ばかりという生活を送っていましたがまだ若いから大丈夫だと高をくくっていた私にとって薄毛という言葉は自分とは無縁のものだと思い込んでいました。しかしその日を境に鏡で前髪の生え際をよく見てみると以前よりも産毛のような細い毛が増え全体的に密度が下がっているような気がして急に不安が押し寄せてきました。ネットで調べてみると細く短い抜け毛はAGAや進行性の薄毛の初期症状である可能性が高いという情報を目にし血の気が引く思いでしたがここで見て見ぬふりをすれば取り返しのつかないことになると自分を奮い立たせすぐに対策を始める決意をしました。まずは生活習慣の改善から着手し睡眠時間を確保するために夜更かしをやめ食事もタンパク質やビタミンを意識したメニューに変えシャンプーも頭皮に優しいアミノ酸系のものに切り替えました。さらに育毛剤も初期段階なら効果が出やすいという口コミを信じて使い始め毎晩頭皮マッサージを行いながら髪よ元気になれと念じる日々が続きました。最初のうちは目に見える変化がなく不安になることもありましたが三ヶ月ほど経った頃から抜け毛の中に太くしっかりした毛が増え始めおでこの生え際にも新しい産毛が濃くなっているのを確認できたときの喜びは今でも忘れられません。半年が経過する頃には髪全体のボリュームも戻り美容院でも髪質が良くなったと褒められるまでになりあの時初期症状を見逃さずすぐに行動に移した自分を褒めてあげたい気持ちになりました。この経験を通じて学んだのは薄毛は決して不治の病ではなく初期段階で正しく対処すれば十分にリカバリーが可能であるという事実であり自分の体の変化に敏感であることの大切さを痛感しました。もし今なんとなく髪が変だなと感じている人がいたらそれは体からの重要なメッセージかもしれませんので怖がらずにそのサインと向き合い一日でも早くケアを始めてほしいと心から願っています。