私は40代に入ってから、漠然とした髪の悩みを抱え始めました。最初はシャンプー時の抜け毛が増えた程度で、季節の変わり目かな、と思っていました。しかし、半年ほど経った頃、髪を束ねたときの量が明らかに減り、分け目がパックリと開いて地肌が目立つようになったのです。美容院に行っても「髪が細くなりましたね」と言われるだけで、具体的にどうすれば良いのか分かりませんでした。インターネットで「女性 薄毛 全体」と検索するうちに、「びまん性脱毛症」という言葉に出会いました。自分の症状とあまりにも一致していて、大きな衝撃を受けました。不安でいてもたってもいられなくなり、勇気を出して女性の薄毛専門クリニックを受診しました。問診では生活習慣やストレスの有無、食生活など細かく聞かれ、頭皮の状態も専用のカメラで見ていただきました。診断結果はやはり「びまん性脱毛症」。医師からは、女性ホルモンの減少やストレスが原因となっている可能性が高いと説明を受けました。治療としては、内服薬と外用薬の使用、そして生活習慣の見直しを勧められました。正直、薬を飲むことに抵抗がありましたが、このまま髪がなくなるのはもっと嫌だと強く思い、治療を開始することを決意しました。治療を開始して数ヶ月は、大きな変化を感じられず、本当に効果があるのかと半信半疑でした。しかし、半年を過ぎた頃から、明らかに抜け毛が減り始め、洗髪時やブラッシング時の恐怖が薄れていきました。そして、分け目の地肌も以前ほど目立たなくなり、髪全体のハリやコシが少しずつ戻ってきたのです。完全に元のボリュームに戻ったわけではありませんが、確実に改善している実感がありました。この体験を通じて、びまん性脱毛症は決して諦める病気ではないこと、そして専門家と共に早期に対策を講じることがいかに大切かを学びました。同じ悩みを抱える女性たちに、私の経験が少しでも希望になればと願っています。